「保健食品登録管理弁法」近日中に改訂

2008年6月20日
情報源「医薬経済新聞」

審査と管理

「保健食品登録管理弁法(試行)」が3年間の試行期間を経過し、正式な管理弁法として改訂される可能性があるとの情報がありました。

中国保健協会の徐華鋒秘書長は「保健食品登録管理弁法の3年間の試行は比較的順調でしたが、一部の企業の意見はいくつかの問題点に集中しました。」と言いました。

企業側の意見の焦点は保健食品の属性です。徐氏は「本弁法の保健食品に対する管理モデルは医薬品の管理モデルを参考にして作られたものです。法規の内容から見ると、医薬品の審査許可モデルを使って、管理していますが、保健食品はやはり医薬品ではありません。医薬品のモデルで管理すると、管理しきれないほど細分化する可能性があります。」と言いました。

また、現在日本以外の国では、「保健食品」は「食品類」に属し、「保健食品」と言う正式な種類名は存在していません。

徐氏は「食品の一番根本的な問題は安全性です。その安全性が確保されてから、初めて保健の効果を考えるべきです。ですから、ほかの国の審査許可プロセスは比較的に簡単です」と言いました。

また、「長い目で見れば、保健食品は栄養補充類(即ち、大食品範疇)に入れるべきで、保健食品の監督管理方式は審査より監督管理を重視すべき」との意見もありました。

しかし、現在中国の保健食品市場は、まだ規制が必要であり、審査許可の基準を高く設定し、審査制度を厳しくする必要があります。また、人員不足などの原因で、保健食品を市場に投入した後の管理の強化も非常に難しいです。

保健食品の監督管理については、「「審査許可制(中文:審批制)」、「登録制(中文:備案制)のどちらにするか?」、「審査基準を緩和して、後の管理を厳しくするか、または、それよりも良い方法を考えるか?」など、業界内ではいろいろな意見がありましたが、「現在一番重要なのは現行している登録審査制度の改善であり、より良い方法が見つかるまで、本弁法は唯一有効な法規である」との認識で一致しています。

矛盾と希望

 調べによると、中国国家発展改革委員会が「製品発展目録」を構成していた時は、保健食品を単独の項目として見なしたことはありませんでした。保健用品の中で、監督管理について、明確な法規があるのは保健食品だけです。

世界全体を見ると、社会保険制度が比較的に完備されている国は少なくありません。それらの国の政府の医療保険への投入額は非常に膨大です。

ある業界有識者は「アメリカでは、2010年の政府の医療保険投入額が、そのGDPの24%を上回るかもしれません。政府の負担が非常に重いため、政府の支出を大きく削減でき、かつ国民全体の体質を向上させられる代替医学がより重視されています。しかし、中国では、健康食品を含む健康産業の発展はまだ十分に重視されていません。」と言いました。

中国政府は保健産業の発展を比較的に重視しているが、問題は保健産業の位置付けである、と徐氏は考えました。同氏は「製品自体か、それとも世間一般の認識か、または、方式上のいずれから位置付けすべきか、ということが問題です。また、保健食品以外に、保健用品などの製品に対する監督管理も検討すべきです。」と言いました。

近年、中国政府の健康産業の発展に対する重視度が上昇しています。衛生部部長の陳竺氏は「健康への資金投入は社会的消費性支出として考えるではなく、国家の最も重要な戦略性投資として認識すべきです。健康産業は国民経済に対して、無限大に貢献する可能性があります。中国政府は積極的に健康産業の持続的な発展を導き、国民総生産の8%前後に達させ、国民経済に大きな支えになれるように努力すべきです。」と言いました。

「健康食品業界を健全に発展させるため、政府の支持も必要ですが、更に重要なのは企業の自己成長です。企業は製品のイノベーションと消費者へのサービスの種類と品質の向上により力を注くべきです。」と徐華鋒秘書長が言いました。

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