世界中の医療機器メーカーの争いの市場に―中国
先日、ジョンソン医療機器生産基地が正式に蘇州工業団地にて運営開始されました。
当該基地に投入された資本金は4,700万米ドルに達し、面積は約27.8万㎡です。当該基地内で、最初に竣工したDePuy生産工場への投資額は1億米ドルに達しました。今後ジョンソン社の医療関連生産工場の設立と共に、同社の中国での投資額はより大幅に増えると予測されています。
GE社、シーメンス、フィリップ、島津、東芝など主要なグローバル医療機器生産メーカーがすでに中国で陣営を下ろし、中国は世界中の医療機器生産企業が争う標的になりました。
現在、世界最大級の医療市場はアメリカ、ヨーロッパ、日本ですが、潜在力が最も大きいのは中国であることが世界中に公認されています。先進国では、医療設備・機器産業と製薬業の生産額の比率は1:19ですが、中国では1:5でしかありません。この数字を通して、中国医療機器市場の潜在力が証明されています。
中国の新医療体制改革の方向性はほぼ明確にされており、中国政府の公共衛生システムと都市社区、農村基層医療衛生建設への投入額は年々増加される予定です。よって、中国の医療機器市場が急成長期に入ることが予想できます。
そのほかベンチャー投資の人気上昇も中国医療機器業界の景気を示しています。中国投資市場情報諮詢服務機構China
Ventureが先日発表した報告結果によると、今年第1四半期において、中国ベンチャー投資市場は5.85億米ドルを調達し、前年同期に比べると、小幅に上昇しました。うち、医療健康業界への投資金額は8,399万米ドルであり、前年第4四半期に続いて、2回連続業界投資総額の首位となりました。
ある国際ベンチャー投資中国ファンドの責任者は「医療生産チェーンの中で、医療機器とサービスは我々が一番期待できる業界です。中国改革開放以来、国家の総合的な実力は向上されましたが、医療機構の設備を外国と比べると、全体的に整備がまだ非常に不完全です。現在、多くの医療機構が医療機器を更新しています。特に中国政府は最近「社区医療計画」を提起しました。我々は当計画により引き出される投資の価値は非常に大きいと思います。」言いました。
現在中国では三級甲等病院は563軒、二級甲等県レベル以上の病院は5,000軒あります。地域病院を含む、「第十一次五ヵ年計画」に含まれる医療サービス機構の総数は31万軒です。そのうち、80%は個人診療上と県レベル以下の地方地域医療機構です。それらの医療機器が有する医療機器・設備のうち、15%は20世紀70年代前後の製品であり、60%以上は前世紀80年代半ばに生産されたものです。
中国では、今でも医療機器管理法規がないため、一部淘汰すべき、或いは既に使用不能となった医療機器がまだ使用されています。正確な診断の根拠に使えるようなデータを出せなくなった古い機器でも、一部の小病院、診療所では、経済的な原因で、依然と使われています。業界有識者から、医療機器の本格化管理のための立法が必要であり、老朽化した医療機器を淘汰すべきであるとの声が上がりました。老化した医療機器を更新する過程の中で、大きな市場ニーズが生み出され、そのニーズは今後10年間、或いはより長い期間、中国医療機器市場の急成長の保障になります。しかも、そのニーズには、三級甲等病院と二級甲等病院の設備の更新は含まれていません。
国別の統計によると、2005年に、中国はすでにアメリカと日本に次ぐ世界第三大医療機器市場になりました。2007年度、中国医療機器の売上げはすでに100億元に達しており、その後毎年約20%前後の発展スピードを保っています。「医療機器業界「十五」発展計画」により、2010年には、中国医療機器の生産総額が約1,000億元に達し、世界医療機器市場の5%を占め、日本を超え、世界第二大医療機器市場になることが予想されています。
――上海医療機器業界協会




