2008年医薬品末端小売販売が急速に伸びOTC市場拡大
「変化の中にある中国医薬経済力の構造と形態」がテーマの「第19回全国医薬経済情報発表会」及び「第6回中国医薬企業家トップ論壇」が 11月10日、江西省南昌市にて開かれ、中国全国医薬品企業の代表600人余りが大会に参加しました。
大会において、「2007年度医薬業界が景気回復し始め、2008年度は持続的に発展する。良好な環境で、医薬品末端小売販売が急速に伸び、3年以内に、「20億薬局」が10社ほど現れ、また、小売販売ネットは医薬品メーカに重視され、OTC市場が拡大し、レベル別代理モデルが徐々に主流になる」との予測が発表されました。
国家食品薬品監督管理局の呉湞副局長が会議に出席し、重要な発言をしました。呉湞副局長は「医薬品の安全性を保障することは政府と企業の共同責任です。根本的に医薬品の安全問題を解決するには、段階的な整頓より、長期的な効果がある機制を構築する必要があります。しかし、政府の監督管理だけではなく、企業が厳しくチェックし、源から品質を確保しなければなりません。また、医薬品監督部門の力だけでは物足りません。関連部門の積極的な協力と社会各界の全面的な支持が必要です」と指摘しました。
医薬品末端小売販売の発展に関して、「医薬経済新聞」の編集長黄澤駸氏は「中国薬局の現状と発展の要問題分析」がテーマの講演の中で、2008年度中国のOTC市場は新しい趨勢が現れると予測しました。
医薬品業界は2007年度から景気回復
2007年の中国医薬品工業総額は2006年より17.8%~18.5%増長し、6,300億元に達しました。
会議中、国家食品薬品監督管理局南方医薬経済研究所の林建寧所長が2007年度1~9月中国医薬工業の動きを発表・分析しました。林氏によると、2007年1~9月、中国医薬工業累積総生産額は4458.9億元(現価、9大子業界を含む)、前年同期比25.21%増で、増長幅が6.19%上昇しました。
林建寧氏は2006年度のベースが低く、反商業賄賂プロジェクトが一段落となり、病院への販売が大幅に増長し、それに輸出の急増長、及び第三末端の急増長による積極的な影響は2007年度医薬品工業が大幅に増長した主要な原因だと述べました。
さらに重要なのが、2008年度医薬品工業の全体的な利潤も大幅に増長しました。1~9月、中国医薬品工業累積総利潤額は373.65億元(九大子業界を含む)、前年同期比49.74%増、増長幅も40.72%上昇しました。増長基数が比較的に低く、コスト費用支配情況の良好、新しい会計準則などの積極的な影響が今回の増長の原因だと林建寧氏は分析し、1~9月のデータによって、「2007年度、医薬品工業の総額は2006年度より17.8%~18.5%上昇し、6,300億元に達す」と予測しました。
また、林建寧氏は「2008年度の医薬品工業総生産額は7,080億元、増長率は18%ぐらいになる」と楽観的に予測しました。2008年度中国医薬品業界にとって有利的な要素は「マクロ経済の持続的に高度増長;政府主導型の整頓と医薬品市場秩序の規範プロジェクトが一段落になること;新医療改革方案が市場に拡大するチャンスを与えることより、医薬本末端の商品ニーズの活発化;良好な医薬品輸出入情況;医薬品経済の優良資産の買収のため、投入される外来資金の新たな促進力だ」と分析しました。
しかし、全体的に好調だといっても、インフレーションによるマクロ経済調節の圧力、新「薬品登録管理弁法」とGMP法規の改定の影響、薬価政策、医薬品の買付と医薬・医療分離の変化など、いろいろな不確定な要素が2008年度医薬品経済の運営に影響を及ぼす可能性があります。2008年度、中国医薬品経済の産業集中度のさらなる向上、薬価水準が大方安定状態になり、少しの下落が見られ、末端小売の現状が変わり、輸出入の増長幅が下落するなどの特徴があると述べました
チェーン薬局の競争力が強くなる
3年以内、売上額が20億元を越える中国小売チェーン薬局が5~10軒が現れると予測されました。
「医療・医薬分離」の背景で、医薬品末端の一つの薬局の新しい転換点に局面することになります。「医薬経済新聞」の黄澤駸編集長が薬局の現状、存在する問題、発展傾向、収益モデルなど末端小売に関するホットな問題について全面的に分析しました。
黄氏は現段階では、チェーン薬局の基本的な特徴は主に集中度の更なる増長だと述べました。統計により、2003年度の総売上額が10億を越えたのが1企業、2004年は5企業だけであり、しかも総売上額が20億元に達した企業はありませんでした。
2006年度、年間総売上額が20億元を越した薬局チェーンは2社、10億元を超えましたのが15社、総売上額が3億~5億の薬局チェーンも何社かありました。2007年度はその中に総売上額が20億元に接近した薬局チェーンがさらに2社現れました。将来の3年間、年間総売上額が20億元を越える中国小売薬局チェーンは5~10社現れると予測しました。
小売薬局のチェーン化が活発になりつつあり、上海と重慶の薬局のチェーン化率が一番高く、2005年度、重慶薬局のチェーン化はすでに93.4%、上海は87.3%になりました。目下、上海、成都、重慶は薬局のチェーン化が一番進んでいる大都市です。
OTC市場の二大傾向
OTC市場の発展については、黄澤駸氏が将来のOTC市場には2つの傾向が現れると予測しました。一つは、小売販売ネットの構築がメーカに重視されることです。その主要な原因は「市場環境の規範よって、ジェネリック薬が病院への販売がより難しくなる一方、OTC商品として、その生産の規模効果が現れやすくなる。また、OTC市場では消費者に直接接触することによって、市場が比較的に安定であり、運営の達成感もより感じられる。中国国内の医薬品企業の商品はOTCの運営方式に適応している」です。
もう一つの傾向は、OTC市場の拡大により、レベル別代理販売モデルが徐々に販売の主流になることです。一定の規模を有するOTC商品にとっては、最適な販売方式は代理販売です。代理によって、商品の販売ルートと末端がより多くなります。中国すべてのネットと末端ニーズを満足させるには、約1億元の出荷量が必要です。特に販売量がある程度固定されるOTC商品にとっては、販売量を増やす方法はルートと末端のニーズを狙うことであります。
2007年度は好調であり、2008年の環境も比較的に良好ですが、目下中国の小売薬局にはまだ「消費者への研究が乏しい;差別化がない;小規模で資金が少ない;管理の立ち遅れ、コストと買付コストが高い;収益能力が弱い;成熟した収益モデルがない;処方薬政策の制限により、薬局の販売量が30%~50%下落;深刻な経営人材不足;ブランド薬の競争に利益がない;メーカと流通・販売業者の対立問題」など8つ大きな問題が存在していると黄澤駸氏が分析し、しかも薬局の経営者がこれらの薬局チェーンの発展を制限する不利な要素に注目すべきと指摘しました。
「医薬経済新聞」抜粋




